奈良名所八重櫻

アイテム
資源識別子/Identifier
17546aa2-2833-f8d3-4bf4-525268ce8c3c
タイトル
奈良名所八重櫻
タイトルよみ
ならめいしょやえざくら
請求記号/CallMark
三-H-c-ろ-21
著者
大久保秀興, 本林伊祐共撰 ; 菱川師宣畫
出版者
柏屋仁右衛門
記録形式/Format
第一冊~第三冊は写本、第四冊~第一二冊は版本
出版年(和暦)
延宝六年刊
出版年(西暦)
1679
著作の構成
一帙一二冊
形態的記述
濃紺色無地表紙。五針袋綴装。縦二七・三糎×横一九・〇糎。第一冊の匡郭(匡郭のみ刷り)、単匡郭、縦二二・三糎×横一七・〇糎。第四冊の匡郭、単匡郭、縦二二・二糎×横一七・〇糎。丁数、第一冊一六丁、第二冊一三丁、第三冊一四丁、第四冊一〇丁、第五冊一七丁、第六冊二六丁、第七冊一三丁、第八冊一一丁、第九冊一一丁、第一〇冊一二丁、第一一冊一〇丁、第一二冊一〇丁。
『岩崎文庫貴重書書誌解題』
DB. No.
3778
内容記述/Description
○延宝六年刊。濃紺色無地表紙。五針袋綴装。縦二七・三糎×横一九・〇糎。第一冊の匡郭(匡郭のみ刷り)、単匡郭、縦二二・三糎×横一七・〇糎。第四冊の匡郭、単匡郭、縦二二・二糎×横一七・〇糎。丁数、第一冊一六丁、第二冊一三丁、第三冊一四丁、第四冊一〇丁、第五冊一七丁、第六冊二六丁、第七冊一三丁、第八冊一一丁、第九冊一一丁、第一〇冊一二丁、第一一冊一〇丁、第一二冊一〇丁。
○外題、表紙左寄りに双郭の原題簽、奇数冊は「〈新/板〉八重桜 一(三、五、七、九、十一)」、偶数冊は「〈新/板〉八重さくら 二(四、六、八、十、十二/終)」。内題、各巻頭に「奈良《なら》名所《めいしよ》八重桜《やゑさくら》」。尾題、各巻末に「八重桜」。ただし第一二冊には尾題なし。版心、写本である第一冊~第三冊は柱に「八重桜 之巻」と刷られていて、巻数と丁数を墨書。版本である第四冊~第一二冊は「八重桜四之巻一」以下、各丁に巻数と丁数が入る。
○序、「序《じよ》/むさし男初旅《うゐたび》して奈良《なら》の京《きやう》春日《かすが》のさとに/知人有てかりそめにゐにけりその里《さと》にいとなまかはし/て日を送《おく》らんよりはとおもひあなたこなたまとひあり/きて古《ふる》き迹《あと》をなむ見めくりしか国の土産《いゑつと》産にもと/おもひ禿《とく》筆をそめてしるし侍《はべ》りぬ寔《まこと》に奈良《なら》の京は/初昔《そのかみ》 桓武帝《くわんむてい》のころまては此京に在《いま》して春濃《はるの》/華《はな》のさかんに色香《か》をまし秋の月の最中《もなか》とかゝやき/しに延暦《えんりやく》三年の頃《ころ》より山城《ろ》の國乙訓郡《おとくにのこほり》長岡《なかをか》に/うつされ同十三年に今の平安《へいあん》城《しやう》にうつして爰《こゝ》のとき/めきしも今《いま》は物さひて事變《かは》りぬむかしなからの/山さくらといひしも志賀《しか》の都《みやこ》の荒《あ》れにし跡をしたひ/読《よみ》し心も想像《おもひや》りきさて此八重《やゑ》さくらも木たち/物《もの》ふりていわきの姥《むば》さくらとなれど花の蘖《ひこばへ》あまた/ 生《お》ひしけりいにしへの名のみしてむかしに易《かは》らぬ/春は忘《わす》れすつほめる華《はな》の色《いろ》なふて匂《にほ》ひいと淋《さひ》/しげに咲《さき》残《のこ》りぬ花《はな》はさかりに月はくまなきをのみ/見る物かはとおもへは過し跡を嘸《さぞ》やとおもひやりしも/愛《いと》面白《おもしろく》おくゆかしけれ」。第三冊末に書写奥書、「八十二翁和田義比寫」、陰刻正方朱印「義」、陽刻正方朱印「比」。刊記、「延寶六年〈戊/午〉二月吉日/江戸之住 大久保急鑑秀興/南都之住 本林氏伊祐/兩作/江戸小傳馬町三町目 柏屋仁右衛門開板」。
○印記、長方陽刻朱印「雲邨文庫」、和田維四郎旧蔵。奈良の地誌。各巻頭に目録有り。挿絵、第一冊は見開き二図・片面四図、第二冊は片面五図、第三冊は見開き一図・片面六図、第四冊は見開き一図・片面二図、第五冊は見開き一図・片面一図、第六冊は見開き九図・片面六図、第七冊は見開き一図・片面二図、第八冊は片面四図、第九冊は見開き二図・片面二図、第一〇冊は片面五図、第一一冊は片面四図、第一二冊は片面四図。参考、岸本眞実「『奈良名所八重桜』版本考」(『ビブリア』第一〇八号、一九九七・一一)。
ページ送り方向
right-to-left
権利管理/Rights
二次利用(出版物やウェブサイトへの掲載、放映等)の際には、下記リンクからお問い合わせ下さい。
所有者/owner
東洋文庫
アイテムセット