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西鶴名殘の友

さいかくなごりのとも

三-F-a-は-ｱ-18

井原西鶴

（浪花書林）

版本

元禄十二年刊

1698

一帙一冊

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XI-浮世草子集（上）-64

1110

○元禄一二年刊。改装の柿渋色無地表紙。四針袋綴装。縦二五・六糎×横一七・八糎。単匡郭、縦一七・八糎×横一三・九糎。全六二丁。内訳は、巻一が一二丁（第五丁の丁付「五九」）、巻二が一三丁（第五丁の丁付「五ノ十」）、巻三が一五丁（第九丁の丁付「九ノ十三」）、巻四が一二丁（第五丁の丁付「五ノ九」）、巻五が一〇丁（第四丁の丁付「四ノ十五」）。

○外題、双郭の原題簽「〈絵／入〉西鶴名残の友　全／一ヨリ五迄」。題簽の「全／一ヨリ五迄」の記載は後補の墨書。内題、目録題「西鶴名残の友　自筆／惣目録」。版心、「友一（～五）　（丁付）」、魚尾なし、白口。

○序、「洛陽を去て七年浪花西鶴か草菴を／守る雨の夜跡は消せぬかたみの反古／のうちより一書を探り得たり諸國の／雑譚例の狂言をしるせりみつから／筆を染ぬれは故人にあふこゝろはせして／凾底に篭置折ふしことの寝覚の／友とすこれを傳聞書林某来て強て／求めけるにまかせて梓に行ふと也／浪花滑稽林團水散人序（印「平元」）」。跋、「西鶴一生涯のうちあらゆる書をつらね出す／覚書一冊あり終焉まて書もらしたる事／おほしかれこれ二冊を筆蔵と自号して／自筆の物あり近日板行のねかひ菴主に／請もの也」。刊記、「元禄十二〈己卯〉歳首夏吉辰　浪花書林　開板」。

○印記なし。西鶴の第五遺稿集。挿絵、巻一見開き一面・半丁二面。巻二見開き三面。巻三見開き二面・半丁二面。巻四見開き二面・半丁一面。巻五半丁二面。表紙の右肩に「大珍書」と墨書。『新　日本古典文学大系』77。『岩崎文庫貴重本叢刊　近世編』３。『新編西鶴全集』４。

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