大和侍農繪づくし

アイテム
資源識別子/Identifier
1e57d241-784d-a230-41f4-0b8726c81169
タイトル
大和侍農繪づくし
タイトルよみ
やまとしのうえづくし
請求記号/CallMark
三-G-b-18
著者
菱川師宣畫
出版者
鱗形屋三左衛門
記録形式/Format
版本
出版年(和暦)
天和四年刊
出版年(西暦)
1684
著作の構成
一帙一冊
形態的記述
土色無地表紙。四針袋綴装。縦二七・三糎×横一八・八糎。単匡郭、縦二三・四糎×横一七・〇糎。二一丁。
『岩崎文庫貴重書書誌解題』
DB. No.
2827
内容記述/Description
○天和四年刊。土色無地表紙。四針袋綴装。縦二七・三糎×横一八・八糎。単匡郭、縦二三・四糎×横一七・〇糎。二一丁。
○外題、表紙中央に双郭の原題簽「〈大/和/絵〉侍農繪づくし」。内題、「大和《やまと》侍農《しのう》繪《ゑ》づくし」。版心、丁付のみ。「一」~「廿一」。
○序、「此菱川《ひしかわ》氏《うぢ》の繪師もとは房州《ほうしう》にありて家業《かげう》あり/しかとはいへど若年よりこの道をすけり言をたくみ/心をつくして侍農《しのふ》をわけてそれ〳〵のかたちをかく/筆をこぶしににぎつて弓とりを紙にうつしすみをふく/ませ〳〵 土民《とみん》のはげみをかけりたつときいやしきしづの/ 男《お》のわかちその所〳〵至らすして直に見るこゝちのみあり/ておもしろく書れたり作意はたらく事余《よ》の人には/すぐれたりこの比やまと絵師の聞え四方につげて時/めくなればそれをほうびして此絵を一まきとなして/稽古《けいこ》せん人の繪のなぐさみにといふのみ/津の国それすいたの住/闇斗序《あんけじよす》」。跋、「比侍農大和繪つくしは房州の住菱川吉兵衛/真跡也孟冬上旬之比夜もなが〳〵しくあらしふき敷/板ひさしの月ともし火なとをあひしてひぢを/枕にかゝめてたのしみとし書しと也これをむけに/なさんを悔てこいもとめてすける人のなくさみにも/せんとて今開板畢ぬ」。刊記、「天和四年子正月吉日/大和繪師 菱川吉兵衛尉/板本所/大傳馬三町目 鱗形屋三左衛門」。
○印記、正方陰刻朱印「行眞」。延宝八年初刊。各見開きに一図、全二〇図。頭書に解説。小虫損、間紙を入れている。表紙右下隅に「第四十五」と墨書した小札を貼付。貴重本刊行会『菱川師宣絵本』に本書を底本として影印あり。『師宣祐信繪本書誌』7番。千葉市美術館『菱川師宣展』図録115番(プルヴェラー・コレクション、天和四年鱗形屋板)の解説は「四季耕作図、職人図、物売図、遊里、農民のけんか、武士の争闘図といった内容の絵本。」「プルヴェラー本は再版本であり、最も多く流布しているが、唯一残る岩瀬文庫の初版は、刊記の刊年月が「延宝八庚辰歳五月上旬」となっている。」「『大和絵づくし』と同様、刊記の刊年と版元が「貞享三丙寅歳九月吉辰/落陽堺町通 服部九兵衛開板」となっているものも報告されている。これら三種は別版であるが、内容に改変はない。」という。参考、浅野秀剛著『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会、二〇〇八)所収「菱川派の版画・版本の制作と流通」。【23】参照。
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