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西行和歌修行

さいぎょうわかのしゅぎょう

三-G-b-63

菱川師宣畫

酒田屋

版本

天和二年刊

1682

一帙三冊

土色無地表紙。五針袋綴装。縦二六・三糎×横一八・四糎。双匡郭、縦二二・二糎×横一六・六糎。上冊二〇丁、中冊二〇丁、下冊一六丁。

X-菱川師宣絵本-8

2176

○天和二年刊。土色無地表紙。五針袋綴装。縦二六・三糎×横一八・四糎。双匡郭、縦二二・二糎×横一六・六糎。上冊二〇丁、中冊二〇丁、下冊一六丁。

○外題、双郭の原題簽、上冊「〈繪／盡〉西行和歌修行　上」、中冊「〈繪／盡〉西行和哥修行　中」、下冊「〈繪／尽〉さいぎやうわかの修行　下」。内題、「西行和歌修行　上（中・下）」。版心、上冊「西行　一（～二十終）」、中冊「西行中　一（～二十終）」、下冊「西行下一（～十六終）」。

○序跋、なし。奥書「此西行和歌之修行は往古《そのかみ》鳥羽院につかへて／佐藤兵衛則清《のりきよ》といひし時より和歌のみちにおもむき／既《すで》に発心《ほつしん》して諸国修行し給ふまての事悉《こと〳〵》く／絵にあらはしそれに予が秘する所の巻物を頭《かしら》書《かき》に／し上中下の冊《さつ》をわけて世の翫《もてあそひ》にもならんかしと／今板行者也　大和繪師　菱川吉兵衞尉」。刊記、「天和二歳戌正月吉日／江戸葺屋町草紙問屋／酒田屋開板」。

○『西行物語絵巻』の版本。本書天和二年板ののちに、元禄四年・宝永五年の刊記を持つものがある。なお、『西行物語』の版本としては、正保三年初刊『西行物語』、寛文一三年初刊『西行はなし』（内題『西行一代記』、絵入、菱川師宣画）、宝永二年初刊『新板絵入西行物語』がある。桑原博史著『西行とその周辺』（風間書房、一九八九）参照。印記、なし。全体にツカレ、画中の僧形の人物に髪を描くなど落書多し。裏打ち補修。各見開きに一図、全五三図。中冊終丁ウラに「岩井貫蔵」などの墨書き込み有り、貸本屋か。貴重本刊行会『菱川師宣絵本』に本書を底本として影印あり。『師宣祐信繪本書誌』16番。

,上,1
,中,24
,下,47

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