餘景作り庭の圖

アイテム
資源識別子/Identifier
5e4a7c3a-b5af-149e-fc36-d772e216591f
タイトル
餘景作り庭の圖
タイトルよみ
よけいつくりにわのず
請求記号/CallMark
三-G-b-43
著者
菱川師宣畫
出版者
鱗形屋
記録形式/Format
版本
出版年(和暦)
元禄四年刊
出版年(西暦)
1691
著作の構成
一帙一冊
形態的記述
橙色無地の後補表紙。五針袋綴装。縦二六・六糎×横一八・三糎。単匡郭、縦二一・八糎×横一六・五糎。一九丁。
『岩崎文庫貴重書書誌解題』
DB. No.
2833
内容記述/Description
○元禄四年刊。橙色無地の後補表紙。五針袋綴装。縦二六・六糎×横一八・三糎。単匡郭、縦二一・八糎×横一六・五糎。一九丁。
○外題、表紙左寄り、後補題簽に「餘景庭作の圖 全」と墨書。内題、「餘景作り庭の圖」。版心、「山 一(~十九)」。
○序、「凡此庭に圖する所は唐の大和のあそこや/こゝのおもしろきけいを見たて自然と作意を/以て作りなせる庭なり古方のおきてとは各/別相違すといへとも是はかれ山に花をさかせ木/かけに鳥をまねき花段にむしの聲を寄る/若作意の庭に餘景あらはかろきあなから駒/成へしと御なくさみのためにとて畫(くわ)す耳」。奥書、「此餘景作り庭の圖菱川の畫師春夏秋/冬を分て書れしをとり集めて一冊になし/今板行者也」。刊記、「元禄四年/未五月吉日/日本畫師/菱河吉兵衛師宣/大傳馬三町目/鱗形屋開板」。
○印記、長方陽刻朱印「某津家蔵書印」。各見開きに一図、全一八図。頭書に解説。絵に朱の落書多し。全体にツカレ、裏打ち補修。貴重本刊行会『菱川師宣絵本』に本書を底本として影印あり。その解説に蔵書印について「某津は楳津、即ち梅津か」という。『師宣祐信繪本書誌』36番。千葉市美術館『菱川師宣展』図録の112番に延宝八年柏屋与市板(たばこと塩の博物館蔵)、113番に元禄四年鱗形屋板(大英博物館)が掲載されている。112番解説には「庭尽くしの絵本。種々の庭と、そこに遊ぶ人々を描いたもの。」という。113番解説には「112の初版より三図(上巻十二丁ウラ下巻一丁オモテ「きく水の庭」、下巻二丁ウラ三丁オモテ「御所方にある作りやう」、下巻四丁ウラ五丁オモテ「こがらしのもり」)除き、被彫で複刻したもの。最も多く流布している。」「元禄四年版は、その後、画中の全人物を削って埋木で処理し、刊記から、刊年月日、版元及び「日本」の字を削ったものに改められる。」という。
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