西鶴傳授車
資源識別子/Identifier |
794fb8eb-d1ac-ccf7-3897-a90564d9b4f2
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タイトル |
西鶴傳授車
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タイトルよみ |
さいかくでんじゅぐるま
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請求記号/CallMark |
三-F-a-は-ウ-73
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著者 |
井原西鶴
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出版者 |
村上宗吉(洛陽)
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記録形式/Format |
版本
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出版年(和暦) |
正徳六年刊
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出版年(西暦) |
1716
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著作の構成 |
一帙五冊
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『岩崎文庫貴重書書誌解題』 |
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XI-浮世草子集(上)-63
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DB. No. |
1109
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内容記述/Description |
○正徳六年刊。改装の後補薄香色無地表紙。四針袋綴装。縦二三・七糎×横一九・二糎。単匡郭、縦一九・二糎×横一三・四糎。 第一冊一四丁、第二冊一六丁(終丁を裏見返しに貼付)、第三冊一七丁、第四冊一七丁(終丁を裏見返しに貼付)、第五冊一六丁(終丁を裏見返しに貼付、ただし剥離)。
○外題、後補題簽に「西鶴伝授車 壱(~五)」と墨書。内題、目録題「西鶴伝授車巻之第一(~五) 目録」。本文内題「西鶴伝授車巻之第壱(~五)」。版心、「伝授車 巻 序」、「伝授車巻之壱(~五) (丁付)」。
○序、「西靏伝授車序/伊勢の哥ならば濱荻をこそ依怙贔屓《えこひいき》あるべきを。難波津に/をゐては短《みしかき》芦と讀れたるは否《いや》といはれぬ名物也。さればこそ/西靏法師も此浦に足をとゞめて洒落《しやらく》風雅《が》の大髐者《しゃれもの》。雪の/曙《あけほの》。郭公の夜な/\も中/\唯居る合点なく。小頸《くび》かたげて二万三千/句の置土産《みやげ》さりとは上檀《じやうだん》な取調《いきかた》也されども花の咲ぬ涅槃《ねはん》前。/月の遅《をそ》ひ観音の日の後《うしろ》には阿房《あはう》らしう天井板数へても居られ/まいと。筆に任て軽口の草紙を頓作《とんさく》ありしが。就中《なかんつく》永代蔵の其/竒妙いふも管《くだ》也。今の世の持衆見ればすつきり此算盤《そろばん》からの/出来分限何とすさまじい御手柄ならずや。此鼻《はな》も其板木にかゝる//桜の花。今の世まで散失ず《ちりうせづ》して。正木のかづらかけた妻子に。味噌桶/数て十二三人口恥しうない暮し也むかしは大根さへ主人の恩《をん》を知りをつて/大剛者《こうのもの》のはたらき。まして人間と生れて素不知《そしらぬ》顔して居らば。/蟻通《ありとほし》のことく物とがめし給ふ御神に。打込れん事のをそろしさに。則主/様の姿を絵像に写し。御荒神様と立聞《たてわけ》の仏前花。朝夕光/明《くはうみやう》遍照《へんぜう》となへければ。或《ある》夜来臨《らいりん》香《かう》の煙の中へ。忽然《こつぜん》と顕れ出/給ひて。長たらしい冥途《めいど》の物語。落しも着《つけ》ず五巻にちりばめ。傳/授車と題号して。正徳六年申のとしの猿転業《さるてんごう》。真赤《まつか》い尻に/霞たてて。二月中旬天狗《ぐ》堂主人転蓬《てんほう》序ス/洛陽書林」。刊記「正徳六〈申/年〉二月吉辰/洛陽書林/村上宗吉」。
○印記、正方陽刻朱印「素石園印」。正方陽刻朱印「苔香山房之印」。長方陽刻朱印「只誠蔵」。その他角印(陰刻)、丸印(陽刻)あり。天狗堂転蓬作。挿絵、第一冊見開き二面・半丁一面。第二冊見開き二面・半丁二面。第三冊見開き三面・半丁一面。第四冊見開き二面・半丁一面。第五冊見開き二面・半丁一面。『浮世草紙』4(浮世草紙刊行会、一九一七年)。
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作成日/Date Created
2025/08/07
更新日/Date Modified
2025/08/18