柏原英一(1914~2009)写真帳 第2冊

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タイトル
柏原英一(1914~2009)写真帳 第2冊
資源識別子/Identifier
c174f417-c85d-3114-e678-48ee5a50d460
作成者/Creator
柏原英一
出版年
[昭和15年4月–5年7月]
形態的記述
1冊
内容記述/Description
本写真帳は、漢口に駐留していた部隊の報道部員であった柏原英一氏(1914年生~2009年没)が整理し保管していたものです。ご遺族の元に残されていたものを、上嶋茂太氏(共同通信)を通じて東洋文庫現代中国研究資料室が寄贈を受け、撮影・整理して公開しています。
目次
,昭和15年4月 19400400桃の花に故国を偲びつつ総前衛室にて昭7新政権 汪精衛主席来漢昭和15年4月17日 19400417,5
,昭和15年4月26日 19400426宜昌作戦のため続々と出動移駐する各部隊から所属の報道部兵を訪ねて来る戦友らがこの頃相ついだ中に天谷部隊の逢坂少尉がいた。室田を訪ねてきたのだが、小中学共同じだったことを知ってこれ又第二小で同じ頃の卒業の室田と三名がよく会したものであった。,6
,御用船に乗って軍旗を奉じて戦場へ暁の進撃夜を徹して前線へ前線へ,7
,敵弾は近い 川を渉り野を馳けて昭和15年5月12日 19400512この頃応山地区へ総前衛発遣のため毎朝循礼門停車場へ。山口一等兵と,8
,昭和15年5月 19400500ニューハンコウに出現した一女性のセーラ姿。伝単に描く材料になるとて室田が騒ぐ 写真屋が喜ぶ、大変なニュースとなった。総前衛室にて新聞の山から材料あつめ同盟速報を毎日届けに来た少核﹇小孩﹈,9
,章巾裙(ツァン チイン クェイン)これも伝単用姑娘と騒いだ章巾裙(ツァン チイン クェイン) 昭和15年5月31日 19400531本庄大将来漢,10
,宜昌へ 宜昌へ。十一軍の全兵力は襄東の野を怒涛の如く進撃した それはすさまじい戦闘であった。クリークにめりこんだ軽戦車,11
,第一線防暑帽を着て。 華氏100°以上の中支の夏の戦は知る人ぞ知る,12
,白雲湧いて海の如き大陸をふみ兵は今日も涯なき戦野を進む,13
,歩兵部隊も大行李も戦車も唯々まへまへと進撃する,14
,戦果は挙る!一城一市 棗陽も陥ち荊門も潰えた 鹵獲兵器は無数であった,16
,鹵獲兵器班というものがある突入の一瞬。重機前へ!!,17
,残敵掃蕩汗にまみれた戎衣の洗濯,18
,明朝の出発迄に乾いてくれよ!突撃寸前,19
,世界の兵器展示会!チェツコ機銃もブローニングもソ連製もドイツ製も,20
,晩メシと明朝と明昼の分をいっぺんに。 水筒の内味はチャンチュー?荊門も潰へた 長坂公園 このあたり広.幾十里 すべて三国志の古蹟,21
,陸鷲 後部座席に浅野写真班員が見える戦火の跡 瓦礫の山,22
,宜昌へ 宜昌へ 踏破進撃既に幾十里 人馬延々と新らしき敵を求めて国を出てから幾月ぞ 共に進んだ山や川,23
,燃えつづける村落をあとに進撃はつづく,25
,戦いのあとをふみこえて前線へ 前線へ 瓦礫をふむ軍靴の音だけが聞える昭和15年6月12日 19400612宜昌ついに陥落す!,27
,夜襲夜警,28
,第一病院陸看工藤さん。田渕一等兵入院中に投合し、数年後帰還婚したり十七年余の入院時 世話になった報道部苦力次郎長一家の石松(漢団民)腹痛、死亡武昌にて山本上等兵夏の陽の下で梅田伍長 イヤな奴なりき,29
,戦いすんで陽は西へ 明日の生命がはからりょうか,30
,昭和15年6月2日 19400602川口オペレータ。秀上等兵と武昌へ仏租界にて 山本上等兵と散髪をすませて,31
,武漢大学の湖水をうしろにして,32
,毎日午後四時戦況発表が行われ 各新聞社支局の車が並ぶ,33
,昭和15年7月15日 19400715修水河鉄橋開設 佐藤(質)部隊,35
,〈支那風景を求めて〉ブタ一家の日なたぼっこタバコ巻き(終戦後の日本が軈て身を以て)綿入れぬいます,36
,今日も一日すみました南京豆 一角です碼頭にて第一陸軍病院の附近で 水ぬるむ,37
,鶏肉タバコ巻き三国志 孫悟空、その他いろいろ女巡捕,38
,喫飯タバコ一本売花子苦力,39
,鎮精剤路上の散髪洋車曳の喜びはい、今日は,40
,買はないのかネ歯科医(? 釘抜き屋?)、文盲にもわかる広告中山路にて,41
,歯ブラシ屋新市場(大阪楽天地式小屋)にて,42
,仏租界 安南人巡捕雑然混沌たる街上で,43
,ガールスカウト 女子中学生春日遅々として,44
,ロバと小核﹇小孩﹈流れる人,45
,ウェイ! ニー ツオ ションマ 鼻糞!京劇か何劇か 毒々しくて喧しい,46
,うまく ゆきましたら ごかっさい難民救済の施米,48
,自ら湧きでる人と人とのとけあい 自然の小さな、しかし真実に発展すべき種を宿した日支の親善の卵。だが泡の如くはかなく潰れて昭和15年7月 19400700宜昌周辺の掃蕩はこうしている間にも間断なくつづいていたのである空陸一体,49
,燃料捨の小核[小孩],50
,\ラオイエ ナイナイ コーリン コーリン ウオ老爺奶奶可憐可憐我[老爺奶々可隣可隣我],51
,燃えるような草いきれの中を兵は征く川口、秀と一年ぶりの漢陽へ 帰元寺門前にて昭和15年7月28日 19400728,52
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